Dario Argento「サスペリア」

本日、Dario Argent監督の「サスペリア」(1977年日本公開)のDVDをゲオから借りてきて鑑賞した。

 

 

内容については全く知らなかった。以前から見たいと思っていたので、今回借りてみた。

 

あらすじはここでは書かない。映画をずっと見ながら全貌がはっきりつかめず、「カルト教団ものかな?」と推測していたが、その推測は外れた。

映画はサスペンス映画ではなく、ホラー映画のジャンルに入る。こっちが勝手に推理・サスペンス物とタイトルから思い込んでいただけだが。この映画の公開当時は自分は小学生で、TVのCMの印象が非常に強く、ホラー映画とは思っていなかった。

映画の中でヒントは与えられるので様々な推測はできるけど、最後のあたりで提示される「魔女」というのが理解不能、というかどう捉えていいのかわからなかった。

 

ネットで調べると、この後のシリーズというか続編で明らかになるということなので、今はあまり詳しくならないでおこうと思う。

 

それよりも、この映画の非常に印象深いのは、「ホラーらしくない」ということである。BGMや画面作りは恐怖を盛り上げようとしているのだろうか?不安感を煽っているようには自分は感じられなかった。寧ろ、俗っぽく言うと非日常な空間を作り上げるのに効果を挙げているように感じた。

 

この映画を前評判とか知らずに見たら果たして気に入っていたかどうかわからない。面白いと感想を述べる映画というよりは、雰囲気と画面の美しさを堪能できた映画だった。